ここでは、私が実践している蓄財、主に貯金について記載していきます。
貯金についての考え方やその方法をまとめていますので、参考になれば幸いです。
結論:
収入が入ったら、10分の1を「真っ先に」貯金する。
現在の私の結論としてはこのスタンスが明瞭で実現可能性が非常に高いと感じています。
ここからは、この結論に至った背景を解説していきます。
解説
前提:給料日前に残ったお金を貯金。では無い。
まず前提として、多くの場合に貯金が失敗するのは、余ったお金を貯金に回そうとするからです。
後の解説でも記載していますが、結論に書いた通り収入が入った際には「真っ先に」貯金しましょう。
全ての収入で行う。
ここでいう収入とは、サラリーマンの給料やボーナス、副業の収入など自身に入ってくるお金全てを指しています。
いかなる収入でも、その10分の1を貯金に回すことで貯金を進めていきます。
収入の10分の1を貯金。という王道。
ここでは、貯金の割合について解説していきます。
割合の理由
今回の結論で書いた割合は、実現可能性が非常に高く、かつ貯金の実感がある数字だと考えています。
また、10分の1というラインは、大人気書籍の「バビロンの大富豪の教え」にも記載されています。
他のパターンも含め、いくつかのモデルケースを掲載しておきます。
モデルケース
10分の1 貯金の王道。バビロンの大富豪の教え
10分の2 資金に余裕のある人
4分の1 本多静六氏、私の財産告白。猛烈に貯金を進めたい人向け
無理な金額にする必要は無い
貯金はまず何よりも始めること、そして続けることが非常に大事です。
大事なことを一番最初に実行する。
優先順位とは「先にやる」ということ
これが多くの人が貯金できない理由だと考えています。
前提でも書きましたが、何事も大事なことは大事ではないことよりも先にやることです。
優先順位が高いということは、低いことよりも先に行うことを指します。
先に貯金し、残りのお金で生活出来るようにする。
貯金の優先順位を上げれば、必然的に今まで使えていた金額よりも少ない金額で生活することが必要になります。
ここで初めて節約や収入の増加といった話が出てきます。
すぐに出来て効果が高いのは節約でしょう。
月額料金を払っているサービスの解約や金額変更、外食やコンビニの利用減少などが考えられます。
金額は小さいですが即効性があり、10分の1を捻出するには十分だと思います。
補足:貯金の仕方について
10分の1を貯金するのはいいとして、貯金の行動に対する考え方もまとめました。
次に必要な「貯金の行動をとるためのポイント」を簡単にまとめておきます。
口座を分ける
ここでは一例として、生活費と貯金とを分ける形を紹介します。
生活資金用口座
日々の食費や日常的に利用しているクレジットカード、サービスの引き落とし口座を指します。
また多くの人がこの講座を給与受取口座にしているかと思いますので、その前提で話していきます。
貯金・投資用口座
ここは貯金、投資用の講座です。日常的には支払いの無い口座を用意します。
この講座は銀行口座である必要は無く、証券会社の口座でも良いです。というよりも証券会社の口座がお勧めです。
お勧めの理由としては以下の通りです。
- すぐには使わないお金なので、現金としてすぐに引き出せる必要がない。
- まとまった貯金が出来たら、株式等の投資にすぐ利用できるため。
現在ではネット証券の口座が開設も簡単で株取引の手数料も安いことから、ネット証券の口座開設をお勧めします。
口座への移動
貯金用口座が開設出来たら、生活資金用口座からの振り込み方法を確認します。
一般的には一定額を自動振り込みする設定が有名かと思いますが、ここでは自動と主導の双方について記載します。
自動
給与収入であれば毎月の収入はある程度決まっているかと思います。
その場合には自動振り込みで給料の10分の1の金額を指定しておくのが一番早く、抜け漏れの無い手段だと考えています。
口座への自動入金設定
ネット証券側の設定で対象口座からの自動振り込み設定が出来るかと思いますので、ネット証券の入出金ページを確認して設定しましょう。
手動
個人的には手動をお勧めしています。
- 毎月の給与明細を確認する癖がつくこと
- 月々増えていく貯金額の実感がつかみやすいこと
これらの特徴から手動をお勧めしていますが、手動にする場合には多少自身での作業が必要になるため、一度設定したら何も操作をしたくないという方は、やはり自動振り込み設定がお勧めです。
収入詳細の確認
会社の給与明細の確認方法を事前に知っておきましょう。パソコンやスマホから確認できると給料日にサッと確認ができるので良いです。また、会社から紙で支給される場合にはしっかりと確認しましょう。
収入の1割を手動で貯金
金額を確認したら、ネット証券の口座から金額の10分の1を指定して振り込みましょう。
これは給料日当日、収入が入った当日に実施してください。
これら2つの作業が毎月発生するため、その作業方法は出来るだけ簡単に、いつでもできるように準備しておくことが望ましいです。